鳩子の詩集
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迷い道の野苺
子どものころ、
迷い道で見つけた野いちごは、
口に含むと、
ぴりりと舌を刺すような味。
今、時を隔てて、
わたしの心を刺したような気がして、
歩きながら、
うずくまってしまったわたし。
男のからだから生まれて、
リンゴの実を食べたイブのように、
未知のものへの怖れと期待が、
わたしの心にもありました。
それを感じとってくれた
あなたがいたことのしあわせ。